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相原塗装のよもやま話~第20回~

皆さんこんにちは!

 

愛媛県松山市を拠点に住宅塗装(外壁・屋根)、雨樋修理、コーキング、防水工事を行っている

相原塗装工業、更新担当の富山です。

 

 

 

木部塗装の大切さ✨

木材の美しさ・強さを守り、家の寿命を延ばすために

木は家の雰囲気を決めるとても魅力的な素材です。
しかし、同時に 「最も水に弱い素材」 でもあります。

外部・内部を問わず、木部は塗装で保護しないと、湿気・紫外線・カビなどで劣化が早く進むことがあります。

ここでは、お客様が安心してメンテナンスを判断できるよう、木部塗装について丁寧に説明します。


1. 木材が劣化しやすい理由️

 

木材はスポンジのように水を吸いやすい性質があり、
放置すると以下のトラブルが起こります。

  • 腐朽(腐れ)

  • シロアリ被害

  • カビ・藻の発生

  • 変色・シミ

  • 割れ・反り

  • 強度低下

劣化が進むと 構造部分まで損傷が広がり、大規模な修繕が必要になるケース もあります。


2. 木部塗装は“木を守る保護膜”️

 

木部塗装は、木材を長く美しく保つための保護作業です。

塗装をすることで
✔ 水の侵入を防ぐ
✔ カビ・腐れを防止
✔ 虫害(シロアリ)対策になる
✔ 紫外線から守る(日焼け防止)
✔ 木目を美しく見せる

というメリットがあります。

特に、屋外木部(破風板・鼻隠し・ウッドデッキ・フェンスなど)は塗装が生命線です。


3. 木部塗装の種類について

 

① 造膜タイプ(表面に膜をつくる)

木の上に“保護膜”を形成し、雨・紫外線からしっかり守るタイプ。
長持ちしやすいのが特長。

適した場所

  • 破風板

  • 鼻隠し

  • 外部柱

  • 玄関まわり

 

② 浸透タイプ(木に染み込ませる)

木の質感・風合いを残したい場合に最適。
ウッドデッキなどに人気。

適した場所

  • ウッドデッキ

  • フェンス

  • 木製ベンチ

  • パーゴラ


4. 木部塗装の施工工程

 

① 下地調整(ケレン・洗浄)

汚れ・カビ・古い塗膜・ささくれを落とし、塗料が綺麗にのる状態にします。

② 下塗り(防腐・防虫効果)

木部を腐れや虫から守る、非常に大切な工程です。

③ 上塗り(仕上げ塗装)

デザイン・色味・ツヤを整え、保護力も高めます。
均一に塗り、耐久性を確保します。


5. 木部塗装で得られるメリット✨

 

  • 木材の寿命が大幅に延びる

  • 腐朽・虫害の発生を防ぐ

  • 見た目が良くなりお家の価値がUP

  • カビや汚れが付着しにくくなる

  • 早期メンテナンスで修繕費を大幅に節約

木部は「放置するとすぐ劣化」「塗装すれば何倍も長く持つ」素材です。


6. 木部塗装のタイミング⏰

 

以下の症状が出たら早めの塗装がおすすめです。

  • 色あせ

  • 表面のざらつき

  • 木の割れ

  • カビ・黒ずみ

  • 塗膜の剥がれ

  • 水が染み込みやすい

外部木部は 2〜3年ごと の塗り替えが理想です。


まとめ✨

 

木部塗装は、木材の美しさを守るだけでなく、家全体の健康を守るための大切なメンテナンスです。
適切な塗装をすることで、腐れ・シロアリ・カビなどのトラブルを防ぎ、建物の寿命を何年も延ばすことができます。

木の温もりを長く楽しむためにも、定期的な木部塗装がおすすめです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

弊社は愛媛県松山市を拠点に住宅塗装(外壁・屋根)、雨樋修理、コーキング、防水工事を行っております。

『現状で塗装が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』

不明な点は多いかと思います。

相原塗装工業では、お客様へ十分に検討いただけるよう分かりやすく

ご説明いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

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相原塗装のよもやま話~第19回~

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鉄部塗装の重要性🔧🛡️

サビから家を守り、建物の寿命を何倍も延ばすために

外壁・屋根・バルコニー・鉄骨階段・門扉・フェンス…
建物のあらゆる場所に使われている「鉄」。
とても丈夫な素材ですが、実は “そのままでは必ずサビる” という弱点を持っています。

その弱点を補い、長く安全に使い続けるために欠かせないのが 鉄部塗装 です。

ここでは、鉄部塗装がどれほど建物にとって重要なのか、プロの視点を交えながら、お客様にもわかりやすく丁寧に解説していきます。


1. 鉄部はなぜサビるのか?🧲💧

 

鉄は空気中の酸素・水分に触れると化学反応を起こし、酸化=“サビ”になります。
特に屋外では以下の条件が重なり、サビが急激に進行します。

  • 雨・霧・結露による水分

  • 海沿いなら潮風による塩分

  • 日光・紫外線による塗膜の劣化

  • 温度差による収縮(ヒビ・浮きの原因)

 

鉄は強い素材ですが、サビが進むと

  • 力が弱くなる

  • 塗膜が剥がれやすくなる

  • 穴が開いてしまう

  • 周囲の建材まで傷める

など、建物の安全性にも影響する重大なトラブルにつながります。


2. 鉄部塗装は“鉄を守るための鎧”🎨🛡️

 

鉄部塗装は、ただ色を塗って見た目を綺麗にする作業ではありません。
鉄がサビないようにバリアをつくる大切な工事 です。

塗装をすることで
✨水分を通さない
✨酸素との接触を防ぐ
✨紫外線から守る(塗装は“日焼け止め”の役割)
✨美観を保つ

という効果が生まれ、鉄の寿命が大幅に延びます。

特に「防錆塗料」は、鉄にとっての“命綱”とも言えるほど重要な存在です。


3. 鉄部塗装の工程を詳しく解説🔍🛠️

 

① ケレン作業(下地処理)

塗装の良し悪しの8割を決める重要工程。
サビ・汚れ・古い塗膜をしっかり落とし、新しい塗料が密着しやすい状態に仕上げます。

ケレンの種類:

  • 1種:全面ブラスト処理(工場レベル)

  • 2種:電動工具で除去

  • 3種:手作業でこする

  • 4種:軽い表面調整

一般住宅では2種・3種が多用されます。

② 防錆塗料(サビ止め)の塗布

鉄部塗装の“心臓部分”。
ここがしっかりしていれば耐久性が大幅にUPします。

防錆塗料には

  • エポキシ系:強力な防錆力

  • 亜鉛系:とにかくサビに強い

  • 変性エポキシ系:万能タイプ

など、用途に合わせて使い分けます。

③ 中塗り・上塗り(仕上げ)

仕上げ塗装は2回以上が基本。
色・ツヤ・耐久性を高め、美観も長く維持できます。


4. 鉄部塗装を行うメリット👍✨

 

  • サビの発生・進行を防ぐ

  • 鉄部の寿命が何倍にも延びる

  • 外観が綺麗で建物の価値が上がる

  • ヒビ・穴あきなどの重大トラブルを回避

  • コストの節約(大規模修繕を防ぐ)

鉄部は “塗装をするかしないかで耐久年数が大きく変わる素材” です。


5. 鉄部塗装のタイミング⏰

 

以下の症状が出たら、早めの塗り替えがおすすめです。

  • うっすら黒いサビ

  • 塗膜の浮き・剥がれ

  • 変色

  • 触ると粉が付く(チョーキング)

  • 部材の膨らみ

理想は 3〜5年ごとの定期メンテナンス です。


まとめ📌✨

 

鉄部塗装は、建物の安全性・耐久性を保つための重要なメンテナンス。
サビを防ぎ、鉄そのものを長持ちさせ、見た目の美しさも保てます。

お住まいを長く大切に使いたい方には、欠かせない工事の一つです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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相原塗装のよもやま話~第18回~

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室内塗装の魅力と最新トレンド


「壁紙から塗装へ」人気が高まる理由

 

かつては内装といえばクロス貼りが主流でしたが、近年は室内塗装の人気が急上昇しています。


理由は、
✔️ 自然素材志向の高まり
✔️ デザインの自由度の高さ
✔️ 健康・環境への配慮
など、多様な価値観に合わせた空間づくりが求められているからです。


健康と快適さを両立する塗料

 

① ホルムアルデヒドを抑えた安全塗料

 

室内空間で使う塗料には、安全性が最も重要です。
ホルムアルデヒドをほとんど含まない「F☆☆☆☆(フォースター)」塗料は、
厚生労働省が定めるシックハウス対策基準をクリアしており、
小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です


② 防臭・抗菌・防カビ機能

 

生活臭や湿気によるカビの発生を抑えるため、
近年は防臭・抗菌・防カビ効果のある多機能塗料が主流です。
トイレ・洗面所・キッチンなど、湿度が高い空間にも最適で、
長期的にクリーンな室内環境を維持します


③ 調湿・消臭効果のある自然系塗料

 

珪藻土や漆喰、天然鉱物を原料とした自然系塗料も人気上昇中です。
これらは呼吸する素材ともいわれ、湿気を吸収・放出して結露を防ぐ特性があります。
また、有害物質を吸着・分解する力もあり、室内の空気を清浄化してくれます


デザイン性の高さも魅力

 

塗装の最大の魅力は「表情の豊かさ」。
ツヤあり・マット・パール仕上げなど、光の反射で雰囲気が変わります。
さらに、色の組み合わせ次第で、
リビングは明るく、寝室は落ち着いた印象に…と空間の演出が自在です。

最近では、海外の住宅のような「くすみカラー」や「アースカラー」も人気で、
シンプルながら温かみのある空間づくりが注目されています✨


室内塗装の工程

 

1️⃣ 養生(家具・床などを丁寧に保護)
2️⃣ 下地処理(ひびや汚れの補修)
3️⃣ 下塗り(塗料の密着性を高める)
4️⃣ 上塗り2回(均一で美しい仕上がりに)
5️⃣ 乾燥・仕上げ・清掃

職人の手仕事で仕上げる塗装は、ローラーや刷毛のタッチが生む質感の深みが魅力です。


まとめ

 

室内塗装は、見た目の美しさだけでなく、快適さと健康を両立させる施工です。
空間デザインの自由度も高く、暮らしの質をぐっと引き上げます。

「壁紙では出せない質感を楽しみたい」「健康に配慮したリフォームをしたい」
そんな方には、室内塗装がおすすめです

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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相原塗装のよもやま話~第17回~

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🏠屋根塗装の役割とメンテナンスの重要性

 

 


☀️ 屋根は建物の“盾”

 

屋根は、建物を守るうえで最も重要な部位のひとつです。
太陽の紫外線、風雨、雪、そして季節ごとの気温変化――。
これらの自然環境に最前線でさらされているため、外壁よりも早く劣化が進行します。

屋根が劣化すると、雨漏りや断熱性能の低下、建物内部へのダメージにもつながります。
そのため、屋根塗装は「見た目を整える」だけでなく、建物を守るための予防工事でもあるのです。


🧱 屋根塗装が担う3つの大きな役割

 

① 防水・防錆機能

 

屋根の塗膜は、雨水の侵入を防ぐバリアのような存在です。
経年劣化により塗膜がはがれると、水分が内部へと浸透し、木部や鉄骨を腐食させてしまいます。
特にトタン屋根や金属屋根では、錆びの進行=寿命の短縮
塗装で防水膜を再生させることは、屋根を延命させるための基本中の基本です。


② 美観の維持

 

屋根は普段あまり目に入らない場所ですが、実は家全体の印象を大きく左右します。
色あせや汚れをそのまま放置すると、建物全体が古びた印象に見えてしまうことも。
塗り替えによって鮮やかさを取り戻すことで、外観全体が一気に若返る効果があります✨


③ 断熱・遮熱効果

 

近年注目されているのが「断熱・遮熱塗料」の存在です。
これらの塗料には、太陽光の熱を反射・拡散する機能があり、屋根表面温度を最大15〜20℃も低下させることが可能です。

その結果、
☀️ 夏の室温上昇を抑え、冷房費を節約
🌙 冬の保温性を高め、暖房効率アップ

といった省エネ効果が期待できます。
環境にも家計にもやさしい塗装、それが遮熱・断熱塗料の魅力です。


🧰 塗料選びのポイント

 

種類 特徴 耐久年数(目安)
アクリル塗料 低価格だが耐久性が低い 約5年
シリコン塗料 コスパに優れ、人気No.1 約10〜12年
フッ素塗料 高耐久で汚れにくい 約15年
遮熱・断熱塗料 省エネ効果が高い 約12〜15年

 

塗料選びは、屋根材の種類(スレート・金属・瓦など)や環境条件によって最適解が異なります。
現地調査を行い、最も長持ちする組み合わせを提案できる業者に依頼することが大切です。


🔍 塗り替えのサイン

 

以下のような症状が見えたら、塗装時期の目安です。

✅ 屋根の色あせ
✅ コケ・カビの発生
✅ チョーキング(白い粉がつく)
✅ サビやひび割れの発生
✅ 前回塗装から10年以上経過

これらを放置すると、雨漏りや内部腐食につながり、補修費用が大きくなることも。
**早めの点検と塗装が「家を長持ちさせる最大のコツ」**です。


💬 まとめ

 

屋根塗装は、建物を守り、美しく保ち、快適な暮らしを支える“縁の下の力持ち”。
見た目の美しさだけでなく、防水性・断熱性・耐久性を回復させる大切なメンテナンスです。

家を長く大切に使うために、5〜10年に一度の塗装チェックをおすすめします✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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相原塗装のよもやま話~第16回~

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外壁塗装の役割

― 建物を守り、美観を維持するための大切なメンテナンス ―

 

 

 

外壁塗装は「建物の顔」を彩ると同時に、建物を外的環境から守る大切な役割を持っています。

紫外線、雨風、湿気、排気ガスなど、常に厳しい環境にさらされている外壁は、放置すると劣化が進み、ひび割れや雨漏りの原因になります。

ここでは、外壁塗装が果たす複合的な役割について詳しく見ていきましょう。


美観の維持 ― 建物の「顔」を整える

 

外壁は第一印象を決める「建物の顔」です。塗装が色あせていると、全体が古びて見えてしまい、資産価値も下がります。逆に新しく塗装された外壁は、清潔感や高級感を演出し、住む人にも訪れる人にも良い印象を与えます。色の選び方一つで雰囲気を大きく変えられるのも、外壁塗装の魅力です。


防水性の確保 ― 雨水の侵入を防ぐ壁

 

外壁は常に雨にさらされています。塗膜には「水を弾く防水性」があり、これが劣化すると外壁材そのものに水が染み込み、やがてひび割れや雨漏りにつながります。定期的な塗装は、こうしたトラブルを防ぎ、建物内部の構造材を守る役割を果たします。


紫外線からの保護 ― 色あせと劣化を防ぐ

 

日本は日射量が多く、紫外線による外壁の劣化は避けられません。塗装の効果が切れると、表面が粉を吹いたようになる「チョーキング現象」や色あせが進行します。塗膜がバリアとなり、紫外線の影響を防ぐことで、外壁材を長持ちさせます。


断熱・遮熱効果 ― 快適な住環境を支える

 

最近では高機能塗料が普及し、遮熱・断熱効果を持つものも登場しています。夏の暑さを和らげ、冬の熱を逃しにくくすることで、冷暖房効率を改善し、省エネや快適性の向上にもつながります。外壁塗装は単なる「見た目」だけでなく、住環境を整える役割も担っているのです。


メンテナンス周期 ― 10年ごとの点検が目安

 

外壁塗装は一般的に10年ごとのメンテナンスが推奨されています。環境によっては7〜8年で劣化が進むこともありますが、早めの点検・補修が結果的に大規模修繕を防ぎ、コスト削減につながります。塗装を「後回し」にすることは、建物全体の寿命を縮めることになりかねません。


まとめ

 

  • 外壁塗装は建物の「顔」を整え、美観を維持する役割を持つ。

  • 防水・耐候性により雨漏りや劣化を防ぎ、建物を長持ちさせる。

  • 紫外線から守ることで色あせやチョーキング現象を防ぐ。

  • 高機能塗料で断熱・遮熱効果を付加でき、快適な住環境を実現。

  • 定期的な点検・塗り替えが、資産価値の維持とコスト削減につながる。

 

外壁塗装は「建物を美しくする工事」であると同時に、「建物を守り、暮らしを快適にする工事」でもあります。

10年に一度の塗り替えは、未来の安心をつくるための投資なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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相原塗装のよもやま話~第15回~

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塗装の工程

― 丁寧な一つひとつの手順が、美しく長持ちする仕上がりを生む ―

 

 

 

外壁塗装は、ただ「色を塗り替える」だけではありません。

建物を雨風や紫外線から守る重要なメンテナンス工事であり、その寿命や美観を左右するものです。

工事の流れは大きく「足場設置 → 高圧洗浄 → 下地補修 → 養生 → 下塗り → 中塗り → 上塗り → 検査・引渡し」という手順で進みます。

それぞれの工程に意味があり、省略できるものは一つもありません。


① 足場設置 ― 安全と品質の土台

 

高所での作業が多い外壁塗装において、まず欠かせないのが足場設置です。作業員の安全を確保するのはもちろん、安定した足元があることで塗装ムラを防ぎ、仕上がり品質にも直結します。さらに飛散防止ネットを張ることで、塗料やホコリが近隣に飛ぶのを防ぎ、周囲への配慮も万全にします。


② 高圧洗浄 ― 塗料を密着させるための下準備

 

長年の間に付着した汚れ、ホコリ、カビ、コケ、古い塗膜などを、高圧洗浄機で徹底的に洗い流します。この作業を怠ると、新しい塗料が下地に密着せず、早期の剥がれや浮きが発生してしまいます。塗装前の「お掃除」に見えますが、実は仕上がりと耐久性を左右する重要な工程です。


③ 下地補修 ― 隠れた傷を直す

 

外壁にひび割れ(クラック)や欠けがある場合は、この段階で補修します。シーリング材を打ち替えたり、モルタルを埋め直したりすることで、見た目を整えるだけでなく、水の侵入を防ぎます。表面だけきれいに塗っても、内部に傷が残っていれば意味がありません。塗装はあくまで「仕上げ」であり、その前の補修こそが建物を守る要なのです。


④ 養生 ― 仕上がりを決める見えない作業

 

窓ガラスやサッシ、玄関ドア、植木や床など、塗料が付いてはいけない部分をテープやビニールで覆います。この「養生」が雑だと、どんなに塗装をきれいにしても仕上がりの印象が悪くなります。プロの職人は、この見えない部分にこそ手を抜かず、美しい仕上がりを意識します。


⑤ 下塗り ― 接着の役割を持つ第一層

 

下塗りは、新しい塗膜をしっかり密着させるための土台づくりです。シーラーやプライマーと呼ばれる下塗り材を塗布することで、下地と塗料の接着を強めます。これを省くと、どれだけ上質な塗料を塗っても早期に剥がれが発生してしまうため、欠かせない工程です。


⑥ 中塗り ― 塗膜の厚みを確保

 

中塗りは、実際に選んだ塗料を塗り重ねる最初の工程です。防水性や耐候性を高めるために十分な厚みを確保し、均一に仕上げていきます。さらに、上塗りとの間にクッションの役割を果たすため、建物を守る「防御層」としての役割を持っています。


⑦ 上塗り ― 美観と耐久性の最終仕上げ

 

最後にもう一度塗料を塗り重ね、見た目を整えると同時に、紫外線や雨風から外壁を守ります。塗料メーカーが推奨する膜厚を満たすことで、塗装本来の性能を発揮できるため、この工程で丁寧に塗り上げることがとても重要です。


⑧ 検査・引渡し ― 品質の最終確認

 

全工程が終わった後は、職人と現場監督が仕上がりを確認します。塗りムラや塗り残しがないか、養生の剥がし忘れがないかなどを細かく点検し、必要に応じて補修を行います。その上でお客様に引き渡しを行い、すべての作業が完了します。


まとめ

 

外壁塗装は「足場設置 → 高圧洗浄 → 下地補修 → 養生 → 下塗り → 中塗り → 上塗り → 検査・引渡し」という工程を丁寧に積み重ねることで完成します。どの工程も省略できない大切な作業であり、それぞれが仕上がりの美しさと耐久性に直結します。長く建物を守るためには、この一連の流れをしっかり理解しておくことが重要です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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塗装工事の要「下地処理」の重要性

 

 

はじめに

 

どんなに高級な塗料を選んでも、下地処理を怠れば塗装は長持ちしません

むしろ数年で剥がれやひび割れが発生し、再施工のコストがかかってしまいます。

ここでは塗装工事の基礎ともいえる下地処理について詳しく解説します。


1. 下地処理の基本工程

 

塗装前に行う下地処理は、大きく以下の流れで進みます。

  1. 高圧洗浄(汚れ・苔・カビを除去)

  2. 旧塗膜の除去(浮き・剥がれ部分を削る)

  3. ひび割れ補修(コーキングや樹脂で補修)

  4. 研磨・ケレン(鉄部のサビ落とし)

  5. シーリング打ち替え(隙間の防水処理)

 

▶︎ これらを徹底することで、塗料の密着性が高まり、施工後の耐久性に直結します。


2. 高圧洗浄の役割

 

外壁や屋根は長年の雨風で汚れや苔、カビが付着します。

これを高圧洗浄で落とさなければ、塗料はしっかりと付着しません。


特に屋根の苔は厄介で、残ったまま塗装すると下から浮き上がってしまいます。


3. ひび割れや剥がれの補修

 

外壁にクラック(ひび割れ)がある場合、必ず補修を行います。

放置すれば雨水が侵入し、内部腐食や雨漏りの原因に。


また、古い塗膜が剥がれている部分も、サンダーやケレンで丁寧に除去する必要があります。


4. 鉄部のケレン作業

 

鉄骨や鉄柵などの塗装では、サビ落としが最重要。サビが残ったまま塗装すると、すぐに再発してしまいます。


ケレン作業は「1種〜4種」に分類され、必要に応じてサンドブラスト電動工具も用います。


5. シーリングの打ち替え

 

外壁材のつなぎ目やサッシ周りは、シーリング材で防水処理されています。

経年劣化で硬化・ひび割れが起きるため、新しく打ち替えなければ意味がありません。


6. 下地処理を怠るリスク

 

  • 施工後すぐに塗膜が剥がれる

  • ひび割れからの雨漏り

  • 内部構造の劣化・腐食

  • 数年で再塗装が必要になり、費用が2倍に

 

▶︎ 下地処理は見えにくい部分ですが、ここを省略する業者は要注意です。


7. 下塗りの重要性

 

下地処理を終えたら、まず**下塗り(プライマー)**を行います。

これは塗装と下地をつなぐ接着剤の役割を果たし、仕上げ塗料の性能を最大限に引き出します。


まとめ

 

塗装工事は「塗料選び」以上に「下地処理」で結果が決まります。

  • 高圧洗浄で汚れを落とす

  • ひび割れや剥がれを補修

  • サビや古いシーリングを除去

  • 適切な下塗りで仕上げ塗料を活かす

 

この一連の流れを丁寧に行うことで、塗装は10年、20年と耐久性を発揮するのです。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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塗装工事に欠かせない「塗料の種類」とその特徴

はじめに

 

塗装工事と一口に言っても、実際には「どの塗料を選ぶか」で仕上がりや耐久性、コストは大きく変わります。

塗料は建物を守る鎧であり、環境や使用目的に合った選定が不可欠です。

今回は、代表的な塗料の種類とそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。


1. アクリル塗料 ― 価格の安さが魅力

 

アクリル塗料は、かつて住宅塗装で広く使われてきた最も一般的な塗料です。

  • 特徴:発色が良く、カラーバリエーションが豊富。施工費用も安価。

  • 耐久性:3〜6年程度と短め。

  • 向いている用途:コストを抑えたい小規模建物や、短期間だけ使用する施設。

 

▶︎ 現代では耐久性の高い塗料が増え、外壁用途では減少傾向にありますが、仮設建物や内装などではまだ選ばれるケースがあります。


2. ウレタン塗料 ― バランスの取れた万能型

 

ウレタン塗料は、弾力性と付着力に優れ、幅広い場面で使われてきました。

  • 特徴:光沢があり、美しい仕上がり。柔軟性が高く細かい部分にも施工しやすい。

  • 耐久性:6〜10年程度。

  • 向いている用途:戸建住宅の外壁や鉄部・木部など、多用途。

 

▶︎ 現在ではシリコン塗料に押され気味ですが、部分補修や下地との相性が重要な箇所では根強い人気があります。


3. シリコン塗料 ― 現代の主流

 

シリコン塗料は現在、最も選ばれている外壁塗料といえるでしょう。

  • 特徴:コストパフォーマンスが高く、耐候性に優れる。汚れに強くメンテナンスが楽。

  • 耐久性:10〜15年。

  • 向いている用途:住宅の外壁、屋根、マンション共用部など幅広く活用可能。

 

▶︎ 「迷ったらシリコン」と言われるほど、バランスに優れた塗料です。


4. フッ素塗料 ― ハイグレードな長寿命塗料

 

フッ素塗料は耐久性に非常に優れ、公共施設や大型建築で多く採用されています。

  • 特徴:紫外線や酸性雨に強く、長期間美しさを維持できる。

  • 耐久性:15〜20年以上。

  • 向いている用途:橋梁やビル外壁、学校・病院などメンテナンスが難しい建築物。

 

▶︎ 初期コストは高めですが、長期的に見ればトータルコストを抑えられるケースも多いです。


5. その他の特殊塗料

 

近年は性能に特化した塗料も増えています。

  • 断熱・遮熱塗料:夏の室内温度を下げ、省エネに貢献。

  • 光触媒塗料:紫外線で汚れを分解し、セルフクリーニング効果を発揮。

  • 無機塗料:ガラス成分を含み、耐久性が20年以上とされる高機能塗料。

 

▶︎ 建築の目的や地域環境に応じて、最適な塗料を選ぶことが重要です。


まとめ

 

塗料選びは、「耐久性・コスト・目的」 の3点を軸に考えると失敗しません。


・安価で短期利用ならアクリル
・バランス型ならウレタン
・現在の定番はシリコン
・長寿命重視ならフッ素や無機系

建物のライフサイクルコストを見据えて、最適な選択をすることが塗装成功の第一歩です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

弊社は愛媛県松山市を拠点に住宅塗装(外壁・屋根)、雨樋修理、コーキング、防水工事を行っております。

『現状で塗装が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』

不明な点は多いかと思います。

相原塗装工業では、お客様へ十分に検討いただけるよう分かりやすく

ご説明いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

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相原塗装のよもやま話~第12回~

皆さんこんにちは!

 

愛媛県松山市を拠点に住宅塗装(外壁・屋根)、雨樋修理、コーキング、防水工事を行っている

相原塗装工業、更新担当の富山です。

 

 

 

塗装工事の魅力とは?――色で守り、暮らしに彩りを添える仕事

 

 

前回は「やりがい」についてお話しましたが、今回は、塗装工事という仕事の“魅力”にフォーカスしてご紹介します。


■ 1. 色が持つ力で、人の暮らしを豊かにできる

 

塗装には、防水・断熱などの「機能」だけでなく、**「色彩で心を動かす力」**があります。

外壁を落ち着いたベージュにしたら「気分まで穏やかになった」と言われたり、
屋根を明るめのグリーンにしたら「家が華やかになった」とご近所に褒められたというお客様も。

色の選び方ひとつで、住む人の気持ちにまで影響を与えられる。
そんな“プチ心理術”のような面白さも、塗装の大きな魅力です。


■ 2. 知れば知るほど奥深い!塗料の世界

 

塗装で使用する塗料には、実にさまざまな種類があります。

  • シリコン塗料

  • フッ素塗料

  • 無機塗料

  • 遮熱塗料

  • 断熱塗料

  • 光触媒塗料

 

それぞれの特性や価格、耐用年数、下地との相性など、知識を深めれば深めるほど、現場対応力も上がるのが塗装の世界。

お客様に対して「この家にはこの塗料がいいですよ」と自信を持って提案できると、信頼も高まり、リピーターにつながります。


■ 3. 時代の流れに左右されにくい“安定職”

 

塗装工事は、新築よりもむしろリフォーム需要がメイン
築10年を超えた住宅が増え続けるなかで、塗装のニーズはむしろ増加傾向にあります。

また、景気に左右されづらく、定期的に必要とされる工事でもあるため、長期的な仕事としても安定性があります。


■ 4. 若手もベテランも、それぞれに輝ける

 

塗装業界は、若手のセンスと、ベテランの技術が共存する現場
新しいデザインやカラー提案が得意な若手と、現場の細かい納まりや調整に強いベテラン。

それぞれの得意分野を活かしながら、刺激を受け合えるのが、この業界の良さです。


■ まとめ:塗装工事は“守る力”と“彩る力”の両方を持つ仕事

 

建物の寿命を延ばす“守る力”、そして住む人の心を明るくする“彩る力”。
塗装という仕事は、単なる施工にとどまらず、**人の暮らしをよりよくすることができる“社会貢献型の仕事”**でもあります。

これからも私たちは、一件一件の工事に誠意をこめ、建物も人も美しく彩っていきたいと思います。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

弊社は愛媛県松山市を拠点に住宅塗装(外壁・屋根)、雨樋修理、コーキング、防水工事を行っております。

『現状で塗装が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』

不明な点は多いかと思います。

相原塗装工業では、お客様へ十分に検討いただけるよう分かりやすく

ご説明いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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相原塗装のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

愛媛県松山市を拠点に住宅塗装(外壁・屋根)、雨樋修理、コーキング、防水工事を行っている

相原塗装工業、更新担当の富山です。

 

 

 

塗装工事のやりがいとは?――塗るだけじゃない、暮らしを支える仕事


今回は、私たち塗装業者が日々感じている「塗装工事のやりがい」についてお話ししたいと思います。

塗装工事と聞くと、ただ「色を塗るだけ」という印象を持たれる方も多いかもしれません。

ですが実際には、塗装は建物の命を守る大切な工程。そこには、現場でしか得られないやりがいや誇りがたくさん詰まっています。


■ 1. お客様からの「ありがとう」がダイレクトに返ってくる

 

塗装工事は、外観の変化がはっきり目に見える工事です。
施工前後の違いが分かりやすく、「こんなに綺麗になるんだ!」という驚きや喜びの声を直接いただけるのが、この仕事の一番のやりがいです。

あるとき、お年寄りのお客様から「家が見違えるように明るくなって、毎日が楽しくなったよ」と言われたときは、本当に嬉しかったですね。


■ 2. チームで協力しながら、現場を完成させる達成感

 

塗装工事は1人では完結できません。足場職人、下地処理担当、養生作業、吹き付け・ローラー作業など、多くの職人が一体となって工事を仕上げていきます

天候に左右される現場も多く、スケジュール管理や段取りが非常に重要。
それだけに、無事に現場が終わり、みんなで「よくやった!」と笑い合える瞬間は格別です。


■ 3. 「塗るだけ」ではない。診断・下地処理・保護のプロ

 

外壁塗装や屋根塗装には、単に色を塗るだけでなく、**建物の劣化状況を見極める“診断力”と、下地の痛みを直す“補修技術”**が欠かせません。

たとえばクラック(ひび割れ)処理、チョーキング(白い粉)の確認、苔やカビの除去など、塗装前の下準備で完成度が大きく変わるのです。

このような専門的な作業をこなせるようになると、「ただの職人」から「技術者」へと自分がレベルアップしている実感が持てます。


■ 4. 自分の技術が“街に残る”誇り

 

私たちが塗った建物は、数年~10年以上、町の風景として残り続けます。
「この建物、俺が塗ったんだよ」と家族や仲間に話せる、そんな誇らしい瞬間もあります。

塗装という仕事は、“ものづくり”の中でも非常に視覚的で、技術がカタチとして残る仕事です。そこに、大きな達成感と自己肯定感を得られるのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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『現状で塗装が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』

不明な点は多いかと思います。

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